ご朱印 / 納経之証


當麻寺では曼荼羅堂や中之坊のほか、境内の各僧院でご朱印を受けられるところがあります。
ご朱印は納経ともいい、もとは写経を納めた“証”として寺社が授与したものです。現在は主に参拝の“証”として授与されています。

元来は版木を用いた刷り物でしたが、現在では手書きのものが主流になっています。中之坊では、刷り物のご朱印も受けることができます。

當麻寺、特に中之坊にはたくさんの種類の「ご朱印」がありますが、それぞれのご朱印には意味(何の“証”なのか)がありますので、それぞれの「ご朱印」の意味をよくご理解の上、ご参拝の趣旨に応じたご朱印をお受けください。
まずは「■ご朱印について」をご一読くださいませ。

■ご朱印について(クリックしてご一読ください)

  • ○“ご朱印”という名の通り、最も大切な部分は真ん中の“朱”で捺された“印”の部分です。たとえば神宮では真ん中に四角い「朱印」が捺されるのみですが、この「朱印」こそが最も大切な部分で、これを寺社から受けることに意味があります。
  • ○寺院の「朱印」では、“ご本尊の印”と“寺号の印”の2種類が中心となります。御本尊の印は梵字であることが多いですが、如意宝珠や卍(卐)であることもあります。當麻寺の本堂ではご本尊が単独の仏様ではなく曼荼羅であるため、梵字ではなく卐を用いています。同じく中之坊も、中将姫さまの御紋である「上り藤」に卐の印を基本としています。
  • ○“ご本尊の印”“寺号の印”の2種類の朱印に加えて、右肩に“肩判”が加わるのが現在最も多いかたちで、肩判には寺院の由緒を端的に表したり、巡礼の札番など、いわゆる“肩書”が示されます。中之坊では「中将姫御剃髪所」という肩判が主に用いられます。
  • ○墨で書かれる文字の部分は、真ん中にご本尊の名前が書かれるのが主です。古来はこの部分は刷り物であったようですが、現在は手書きが主流になっています。中之坊では中将姫さまの筆跡を版とした刷り物の朱印も用意されています。
  • ○右肩には「この朱印は何の証として授与されているか」が示されます。ご朱印はもともと写経を納めた証として授与されたものでしたので、かつては「奉納経」と書かれていました。現在は、参拝の証として授与されますので「奉拝」と書かれるのが一般的です。中之坊では、写経の方には「奉写経」、写仏の方には「奉写佛」と書かれています。

    近年では、カラフルなイラストや水墨画などを授与される社寺も増えているようですが、「ご朱印」と呼ぶべき意味や要素が見受けられないものも多く現れており、寺社の方の見識が問われる事態となっていることはたいへん残念なことです。當麻寺、中之坊にはたくさんの種類のご朱印がありますが、それぞれに意味がありますので、各々の「ご朱印」の意味をご一読いただき、よくご理解いただいた上で、皆さまのご参拝の趣旨に応じたご朱印をお受けいただきますようお願い申し上げます。

※ 當麻寺僧院のうち、中之坊、西南院、奥院、護念院の4カ院は當麻寺の護持寺院です。これら4ケ院へ納められるお供え金(ご朱印料など)は、當麻寺の諸堂・仏像修理など文化財護持への寄与となりますが、上記4カ院以外の僧院へのお供えは當麻寺へは寄与しませんのでご注意ください。

  • ≪曼荼羅堂≫ 曼荼羅堂(當麻寺本堂)の納経所では、ご本尊としてお祀りされている當麻曼荼羅のご参拝の証として、「蓮糸大曼荼羅」(または「蓮糸大曼陀羅」)のご朱印を授与いたしております。
    (ご詠歌あり:「極楽を何処と問はば大和なる麻呂子の里に行きて尋ねよ」)
    ※冥加料:300円/掛軸 500円
  • ≪中之坊≫ 中之坊のお参りの方には、ご本尊としてお祀りされる十一面観音さまのご参拝の証として「導き観音」のご朱印を授与いたしております。(ご詠歌あり:「来迎の雲のたえまにあらわれて光は西に導きの月)
    ※冥加料:300円/掛軸 500円
    ●大和十三仏めぐりのご参拝の方には「弥勒尊」のご朱印を授与いたします。(ご詠歌あり:「後の世に佛となりて愚かなる人を導くたより尊し」)
    ※冥加料:300円/掛軸 500円
    ●大和七福八宝めぐりのご参拝の方には「布袋尊」ご朱印を授与いたします。(ご詠歌あり:「限りなき宝の布袋見て励め笑う門には福来る也」)
    ※冥加料:300円/掛軸 500円
  • 写仏、写経の方へのご朱印 ご朱印は納経ともいい、本来はお写経を納めた証に寺社が授与したものですので、中之坊では写仏または写経を体験される方に授与されるご朱印があります。(写仏または写経の受付の際、または終了後に納経所でお受けください) ●写仏の方
    左肩にそれぞれ描き写されたほとけさまの御尊影が金印で押されます。
    揮毫は、それぞれが描かれた写仏用紙のほとけさまのご尊名となります。
    ・阿弥陀如来:「阿弥陀佛」
    ・観音菩薩 :「観世音」
    ・勢至菩薩 :「大勢至」
    ・導き観音 :「導き観音」
    ・弥勒仏  :「弥勒佛」
    ・中将姫  :「中将法尼」
    ・弘法大師 :「遍照金剛」
    ・不動明王 :「不動尊」
    >>写仏
    ●写経の方
    ・『称讃浄土経』:
      金印は中将姫さま。文字は「中将姫願経」。  (第2~第14は漢数字、
      第15は“成満”の文字が入ります)
    ・『般若心経』 :金印は観音さま。文字は「大明呪」。
    >>写経
    冥加料:500円
  • 納経之証:お写経を奉納される方への「奉納写経の証」 ご自宅で浄写されたお写経(當麻寺中之坊指定の写経用紙以外のもの)は、中将姫さまの剃髪堂への納経を申し込むことができます。
    その際、蓮弁型の「納経の証」が授与されます。
    ※ 納経料は1巻につき1000円です。中之坊拝観受付所にて納経受付してください。お写経は中将姫剃髪堂に納められます。 ※ 當麻寺中之坊で浄写されたお写経は奉納料ご志納で写佛道場「松室院」に納めることができますが、一般の写経と同様に中之坊拝観受付所にて納経受付(一巻につき1000円)をされた場合は同様に「納経の証」が授与されます。
  • 導き観音祈願会の際に授与されるご朱印 毎月16日の導き観音祈願会の際は、参列の証としてのご朱印を中将姫剃髪堂にて受けることができます。
    剃髪堂にて祈願の申し込みをしていただく際朱印帖を預けていただきます。(13時30分~14時の間に受付をお願いします) 法会の中で導き観音さまにお供えされた加持水を用いて墨が磨られ、法会終了後、僧侶により揮毫され授与されます。
    またこの時は、「朱印」といいながら「朱」ではなく「金色」で押印されます。
    ※ご朱印料:500円(中之坊の入山料(500円)と「導き観音祈願会」志納金(1000円~)をお納めください) ※「奉拝 導き観音 當麻寺中之坊」または「(奉拝なし)導き観音 當麻寺中之坊」と書かれることが多いですが、異なる場合があります。 ※1月16日は「奉拝土砂加持 導き観音 當麻寺中之坊」、
     2月16日は「釋迦涅槃会 導き観音 當麻寺中之坊」、
     6月16日は「中将姫髪供養 導き観音 當麻寺中之坊」、
     8月16日は「盂蘭盆会 導き観音 當麻寺中之坊」、
     11月16日は「奉拝十一面護摩 導き観音 當麻寺中之坊」、
     12月16日は「奉修仏名行 導き観音 當麻寺中之坊」
    と書かれるのが基本です。異なる場合もありますのでご了承ください。
    令和2年12月~令和3年2月の3カ月は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、法会および御朱印授与は中止となります。
  • 中将姫さまの文字「浄佛圡」のご朱印(摺り物) 現在のご朱印は手書きのものが主流ですが、もともとは刷り物が主流だったといいます。このご朱印は、中将姫さまの書かれた『称讃浄土佛摂受経』より「浄佛圡」の三文字を中将姫さまの筆跡で再現し、さらに、江戸時代の版木をもとに中将姫さま二十九歳のご尊影を再現して刷っております。 “朱印”の部分は文字よりも大切な部分ですが、こちらも中将姫さまの書かれた『称讃浄土佛摂受経』の文言より、「無量壽佛 極楽世界 清浄佛土」の言葉を取り出して、印としております。 中之坊庭園「香藕園」は、三重塔を“宝塔”に、心字池を“宝池”に見立てており、極楽国土を観じるための場所でもあります。香藕園を拝観される方に、「観浄土」の記(しるし)として受けていただけるご朱印です。 ※牡丹や蓮など、代表的な花の咲く時期には、季節の花の印がはいることがあります。

    ●年間の予定(変更になる場合があります)
     ・中将姫誓願桜(3月下旬頃~4月上旬頃)
     ・ぼたん(ぼたんまつり期間中:4月中旬頃~GW明け)
     ・睡蓮(5月下旬ごろ~9月上旬頃)
     ・紫陽花(6月上旬頃~7月上旬頃)
     ・蓮(開花日のみ)
     ・紅葉(11月下旬ごろ)
     ・千両(晩秋頃~)
    ※冥加料:500円 ※中将姫さまの文字を再現したもののため、刷り置きのみの授与となります。ご朱印帖に直接授与はできません。 ※文字は「浄佛圡」(中将姫さまの筆跡)、真ん中の朱印は「無量壽佛 極楽世界 清浄佛土」、左下の朱印は「當麻寺 中之坊 香藕園」です。
  • 不動護摩にて授与されるご朱印 毎月1日の護摩供に参列の方には不動尊のご朱印を授与できます。法会終了後に納経所にてお申し出ください。 ※冥加料:500円 現在は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、堂内には関係者のみしか入れません。護摩木をお申込みいただいた後、堂外からの参拝となります。 ※書置きのみの授与となります。ご朱印帖に直接授与はできません。 ※左肩にお不動さまのお姿が金印で捺されます。 ※朱印は「天長地久」「種字」「当麻中之坊」、揮毫は「奉拝護摩供 不動尊 當麻寺中之坊」です。
  • 葛城修験・役行者さまのご朱印 葛城遺産の日本遺産認定にあわせてご奉納いただいたハンコによる御朱印。 ※御朱印は、『當麻寺縁起絵巻』(室町時代)に描かれた役行者・前鬼・後鬼のお姿です。 ※「法起作佛事」の文言は『中将姫廿九才ご真影』(鎌倉時代)にも説かれる「四句の偈」の第二句より。當麻寺の地が法起菩薩が浄行を行う聖地であることを表しています。 ※冥加料:500円
  • ≪そのほか≫ ●その他僧院でもご朱印を受けられる箇所が数カ所ございます。 ※當麻寺僧院のうち、中之坊、西南院、奥院、護念院の4カ院は當麻寺の護持寺院です。これら4ケ院へ納められるお供え金(ご朱印料など)は、當麻寺の諸堂・仏像修理など文化財護持への寄与となりますので、何卒ご協力をお願いいたします。
    (※ 上記4カ院以外の僧院へのお供えは當麻寺へは寄与しませんのでご注意ください。)
    ●當麻寺、特に中之坊にはたくさんの種類の「ご朱印」がありますが、それぞれのご朱印には意味(何の“証”なのか)がありますので、それぞれの「ご朱印」の意味をよくご理解の上、ご参拝の趣旨に応じたご朱印をお受けください。
    ■ご朱印について」もご一読くださいませ。