導き観音さま


中将姫さまの剃髪堂に祀られている十一面観音像で、「導き観音」と呼ばれて信仰されています。中将姫さまを常に導いたという守り本尊さまのお姿を平安時代に木彫で表した像で、十世紀後半にさかのぼる作とみられています。
檜の一木造りで堂々とした雰囲気とともに、女人の守り本尊らしく腰をひねった優美な面を併せ持っており、「眼前に拝すれば心身が美しくなる」とさえいわれる気品のあるお姿をされています。
重要美術品。
その名の通り、迷ったとき、優しく足下を照らし、ゆくべき道を示して下さる観音様として広く信仰されています。進学・就職・結婚など、人生の節目にご祈祷を受けられると、霊験あらたかであるとして知られています。
また、中将姫さまが後の世の女性の幸福を祈られたことから、特に女人の守り本尊といわれるようになりました。中でも、良縁の祈願や、安産に効験があるとして腹帯のお加持を受けられる方が多く、また、子授け祈願や、肌着の加持も古くから知られています。他に男女問わず、「息災」つまり「厄除け」の本尊様としても知られ、ご宝前にて息災のご祈祷を受けることができます。
また、観音様は、阿弥陀さまのご分身として、極楽浄土への先導をされます。當麻寺は極楽浄土の根本霊場です。中之坊におきましては、ご先祖さまの御供養も勤めさせていただいておりますので、どなた様でもお申し込み下さい。 ◎毎月16日の「導き観音祈願会」にて堂内で拝観することができます。 ◎各種ご祈祷をお請けになる場合は堂内にて拝観することができます。

    お守り

  • 導きの紐 「導きの紐(ひも)」は導き観音さまと結縁(けちえん)できることで知られる中之坊本堂の「五色紐」をお守りにしたものです。
    五色(ごしき)は全ての色に通じ、ほとけさまの五智を表すことから、古来より大切な密教儀式において尊ばれてきました。中将姫さまもこの五色の糸で曼荼羅をお織りになっており、導き観音さまの右手にもこの「五色紐」が結ばれています。

    祈祷

  • 導き観音祈願会 毎月16日14時~ 毎月16日は導き観音さまの祈願会として、午後2時より祈願法会が行われております。 中将姫さまが観音様に祈願をされた日で、特に御利益があると考えられています。日々生かされていることに感謝し、気持ちを新たにするために、是非お参りください。
  • 尺八の体験レッスン 毎月16日14時半頃~ 奏師泉川獅道を囲み、終始和やかに行われています。僧侶も参加することが多いため、僧侶と気軽に会話できる場としても親しまれているようです。