絵解き

當麻寺には古来より、「當麻曼荼羅」に描かれた内容を解説する「絵解き」が伝わっています。  この「當麻曼荼羅絵解き」には、極楽浄土の光景を独特の節回しで説く一節があり、「絵解き節法会」とも呼ばれています。作家の五木寛之氏の著書にも何度となく登場するこの「絵解き節」は、現在では中之坊にのみ伝承されており、有名な絵天井の間で拝聴する事ができます。
 絵解きに用いられる「平成當麻曼荼羅」は、前田青邨画伯の高弟・入江正巳(いりえまさみ)画伯が、着想から長年の研究の後、丸10年をかけて描き上げた畢生の大作です。

※ 當麻寺伝統の「絵解き」には一部に独特の節回しがついており、別名「絵解き節法会」とも
  呼ばれております。この「節」が伝わっているのは中之坊だけです。他の寺院や会場にて、
  「絵解き」として曼荼羅の解説が行われる場合がありますが、古来より伝わる当山の伝統の
  「絵解き」とは異なるものですのでお間違えのないようにご注意ください。
  中之坊の絵解きは實秀長老または實昭院主によって修されます。

    関連情報

  • 参加の御供えは500円(中之坊拝観料)+400円(絵解き拝聴・絵天井特別拝観料)の計900円です。
  • 16日開催の場合には、14時から「導き観音祈願会」が行われますので、ぜひご参列ください。祈願料は志納です。
  • 上記以外の日時でも開催のご相談をお受けいたします。10名程度の人数からお申し込み下さい。
  • 料金は別に規定がありますので、お問い合わせ下さい。