當麻寺中之坊に伝わる絹本着色『弥勒菩薩画像』は、室町時代に描かれた貴重な仏画ですが、著しく損傷しておりました。
そこで、平成3年はじめより修復が行われることとなりました。掛軸は同年5月に修復が完了し、長期間かけることも可能な状態になりました。
さらに、掛軸のお身代わりとして、新たに木造にて弥勒菩薩像を制作することが発願され、大分県の佐藤順教仏師がその趣旨に賛同され、新像の制作とご奉納をいただくこととなりました。
木像は平成30年10月から制作が開始され、3年の歳月を経て完成。今回、その新造顕の記念として、原画の掛軸(室町時代)と新造顕の木像が霊宝殿にて同時に公開されます。
また、あわせて當麻寺の根本本尊である弥勒佛像(金堂所在)を描いた仏画も特別公開となりますので、ぜひご参拝ください。
期間 | 令和3年10月17日~11月30日 |
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受付 | 中之坊 |
拝観料 | 特別拝観料は不要です。 通常通りの中之坊拝観料(大人500円/小学生250円)で拝観できます。 |
拝観時間 | 9時-17時 |
問い合わせ | 中之坊 |