中将姫さまは観音さまを篤く信仰されていました。 天平宝字7年6月15日、剃髪して尼僧となった姫さまは、翌日16日、その髪を糸にして阿弥陀さまや観音さまの梵字を刺繍し、「仏さまの御姿を表せ給え」と願われました。この発願に仏さまがお応えになって表されたのが「當麻曼荼羅」です。 この故事により、毎月16日は中将姫さまの発願日として、特に御利益があると考えられています。中将姫さまの剃髪堂(中之坊)にて14時より「導き観音祈願会」が行われていますので、ぜひご参拝ください。