中将姫の婦人薬「中将湯」とくすり湯「バスハーブ」

中将湯 當麻寺の中之坊は、飛鳥時代に役行者さまが「陀羅尼助(だらにすけ)」を創製した和薬発祥の寺で、奈良時代には中将姫さまがこの寺で薬草の知識を学びました。
尼僧となった中将姫さまは、ある時、かつてお世話になった宇陀・ひばり山を訪れたところ、ご婦人が体の不調に悩んでいたので、その症状に合う薬草を教示したといいます。その薬草の処方が、代々、宇陀の藤村家に伝わっていました。
これが「中将湯」です。

明治26年(1893)、母の実家が藤村家であった津村重舎は「中将湯」を製品化し、東京日本橋に「中将湯本舗津村順天堂」を創業しました。現在の株式会社ツムラです。

當麻寺中之坊では、中将姫さまゆかりの薬「中将湯」を、毎月16日の「導き観音祈願会」にて十一面観音および中将姫さまにお供えし、身体健全を祈願したのち、皆さまにお分けしています。

また、「中将湯」を製剤する際の薬草のあまりをお風呂に入れたところ体がとても温まったことから「“くすり湯”中将湯」が誕生しました。
この「“くすり湯”中将湯」が人気を博し、バスクリンほかさまざまな家庭用入浴剤が次々と誕生していくことになりました。

「くすり湯バスハーブ」は、「くすり湯中将湯」より研究・改良が重ねられて誕生した生薬の入浴液で、自然の香りと薬効が広がり、大変温まると好評をいただいています。

中将湯(第2類医薬品)

     6日分 1200円(税込1320円) 24日分 3300円(税込3630円)
  • <効能・効果>
    産前産後の障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、血の道症(月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状)、更年期障害、不安神経症、月経不順、月経痛、頭痛、肩こり、腹痛、腰痛、冷え症、のぼせ、めまい、耳鳴り、不眠症、息切れ、動悸、むくみ、感冒

    <成分・分量>
    日局シャクヤク 2.0g、日局トウキ 2.0g、日局ケイヒ 1.5g、日局センキュウ 1.0g、日局ソウジュツ 1.0g、日局ブクリョウ 1.0g、日局ボタンピ 1.0g、日局トウヒ 0.7g、日局コウブシ 0.5g、日局ジオウ 0.5g、日局カンゾウ 0.4g、日局トウニン 0.4g、日局オウレン 0.2g、日局ショウキョウ 0.1g、日局チョウジ 0.1g、日局ニンジン 0.1g

    <用法・用量>
    成人(15歳以上)1日1袋を使用し、朝夕就寝前の3回服用する。
    1および2回目は、1袋をカップに入れ、約180mL の熱湯を加えてよく振り出し、朝夕食前に服用する。
    3回目は、朝夕に使用した残りの袋に、水約270mL を加えて約180mL に煮詰め、就寝前に服用する。
    <用法・用量に関連する注意> 15歳未満は服用しないでください。

くすり湯♨ バスハーブ(医薬部外品)

    約21回分 1700円(税込1870円)  約65回分 3000円(税込3300円)
  • <効能>
    腰痛、荒れ性、冷え性、神経痛、リウマチ、肩こり、痔、疲労回復、あせも、しっしん、ひび、あかぎれ、にきび、ただれ

    <有効成分>
    トウキ、センキュウ、ハマボウフウ、チンピ、ハッカ、カミツレ

    <使用法>
    浴槽(約100~200L)のお湯にバスハーブを3~10mL入れて入浴してください。