寺宝・文化財

中之坊

當麻寺最古の僧坊である中之坊は、中将姫さまの剃髪・修行の道場。剃髪堂には中将姫さまの守り本尊とされる十一面観音像(平安時代(10c)・重要美術品)が祀られており、「導き観音さま」と呼ばれて信仰を集めています。

◎大和三名園の一として名高い庭園「香藕園」(史跡・名勝)は、大和小泉の大名・片桐石州公が改修した庭園で、中央の心字池を“宝池”、借景の三重塔(国宝)を“宝塔”に見立てて、極楽浄土を観想する場所として想定されています。園内にある茶室「丸窓席」(重文)は、第111代後西天皇をお迎えするためにつくられたもので、その名の通り、方一間もの大きな円窓が特徴的です。四季折々の花々とともに回遊して楽しめる庭園になっています。

◎霊宝殿では、1300年来の寺宝が順次入れ替え制で公開されております。中将姫ゆかりの宝物などが数多く公開されており、春季特別展では中将姫様直筆の経巻『称讃浄土経』(奈良時代)が特別公開されます。

◎150枚もの天井画が見事な写佛道場(登録有形文化財)では、中将姫さまの経巻『称讃浄土経』を写経したり、當麻曼荼羅に描かれる仏さまを写仏したりすることができます。


伽藍三堂

當麻寺の中心に残る伽藍堂塔のうち、曼荼羅堂(本堂)、金堂、講堂の3カ所が公開されています。

◎現在、「本堂」とも呼ばれている曼荼羅堂では、當麻曼荼羅(重文)がご本尊として国宝の厨子に納められています。弘法大師空海が修法したという部屋『弘法大師参籠の間』が今も残されています。

◎金堂は、當麻寺に浄土宗が参入してくる以前より、寺の中心であったお堂で、弥勒仏(飛鳥時代・国宝)が當麻寺の根本のご本尊として安置されています。周囲には、独特の威厳を持つ四天王(4体のうち3体飛鳥時代・1体は鎌倉時代)がお祀りされ、荘厳な白鳳時代の雰囲気を感じることができる空間になっています。

◎講堂は、平安時代初期から鎌倉時代初期にわたる仏像群が祀られ、さまざまなほとけさまを対比しながら見学することができます。


そのほか

そのほか、當麻寺境内には、東西の三重塔(ともに国宝)、日本最古の梵鐘(国宝)、日本最古の石燈籠(重文)などの見どころがあります。また、僧院では、中之坊以外にも数カ院の寺院が庭園などを公開しています。

※ 當麻寺僧院のうち、中之坊、西南院、奥院、護念院の4カ院は當麻寺の護持寺院です。これら4ケ院へ納められるお供え金(拝観料・ご朱印料など)は、當麻寺の諸堂・仏像修理など文化財護持への寄与となりますので、何卒ご協力をお願いいたします。
(※ 上記4カ院以外の僧院へのお供えは當麻寺へは寄与しませんのでご注意ください。)


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